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<099>Nippon Kogaku NIKKOR-S Auto 35mm f2.8 の作例紹介 with SONY A7R

投稿日:2020年1月4日 更新日:

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メルカリで買ったFM10というメカニカルの一眼レフにおまけで付いていたNIKKOR-S Auto 35mm f2.8を、フィルムで撮影する前にまずはデジタルで撮ってみました。

99記事目ですが、実はNikonのレンズは今回が初めてです。特に避けていたわけではありませんが、何故か機会がありませんでした。

Nikonのイメージというと、とにかくマジックにしっかり写る優等生なレンズで、このNIKKOR-S Auto 35mm f2.8も当日はおそらく一般的な準広角レンズだと思いますが、実際に撮ってみると何気に渋くて味のある色のりで、少しびっくりでした。

特に周辺光量が落ちたときの何とも言えないクラシカルな雰囲気は、単純に高性能を目指してデザインされたとは思えないものだと思います。
もちろんシャープネスは十分に高く、開放でもしっかりと結像しています。

正直、おまけで付いていたレンズなので、全く期待していませんでしたが、このレンズも価格を考えたら性能と味付けの高いレンズだと思いました。

今回は静岡県中部地方の、大井川鐵道と清水港で撮影しました。
レンズの個性がなるべく出るように、すべて開放で撮影しています。

まずは大井川本線の終着、千頭駅まで行ってみました。
この駅に限らず、ほとんどがクラシカルな雰囲気の駅です。



こちらは観光用ですが、昭和初期のかなり古い客車が走っています。
外装、内装ともに雰囲気の良い客車ですが、このレンズは、現役当日の空気感をうまく切り取れていると思います。



こちらは普通に走っている電車。とは言ってもそこそこ古いものだそうです。
アンダーの粘り、ガラスや水の質感など、なかなか良いと思います。


大井川鐵道の本拠地、新金谷に戻って来ました。
冬の夕方の雨のかなり切ない情景ですが、その雰囲気をよく切り取れるレンズだと思いました。


日付がかわってここからは晴天の清水港。
やはり周辺光量は落ちますが、なかなか濃い色のりで、爽やかな冬晴れの雰囲気が出ていると思います。
このように場面が変わってもちゃんとそこの雰囲気を切り取れるのは、さすが日本を代表する工学機器メーカーのレンズですね。

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