CONTAXのコンパクトカメラ、T用Sonnar38mmの、レンズだけ取り外されたものをボディキャップに接着剤でくっつけた魔改造レンズをヤフオクでゲット、¥6,000でした。
以前、CONTAX T3という、CONTAX Tの後継機を使っていましたが、そのレンズが気に入ってたので、この魔改造レンズを見つけたときは嬉しかったです。
実際、レンズの設計は異なるようで、基本性能は圧倒的にT3の方が良いとのことですが、Tも相変わらず人気のあるカメラで、しかも、マニュアルフォーカスなので、このような魔改造ができてしまったのです。
レンズが届いて試し撮りをしてみると、結構豪快にケラレが発生。
マウント(ボディキャップ)のケラレてそうな部分を削ったのですが、あともう少しというところでケラレが消えません。
ケラレてそうな部分にパーマセルを貼ってケラレが大きくなるかどうかを確認しながら、ケラレの原因を探していくと、どうやら、ボディキャップではなくレンズユニットそのもののようでした。
レンズユニット全バラシして、あやしい部分を削って再組み立てとかすればケラレがなくなるかもしれませんが、そこまでやる根性はなく、しかも、原因がレンズユニットってことは、これがまさにレンズの設計ってことになるので、あえてそのままにしました。
写りの方は、コントラストは強く、色も濃くのる感じで、とにかく渋いです。
多分、超高級写ルンですってのがあったらこんなイメージになるかな。
とりあえず近所で撮ってみました。
被写体が地味なのもありますが、とにかく渋め。
f8で撮影、水の質感はよく出てます。
シャープネスもまずまずですが。渋い・・・
f8で撮影、コンクリートも剥がれたペンキもいい質感ですが、渋い・・・
f5.6で撮影、森のなかで酸素濃度高そうな雰囲気が充分でてますが、渋い・・・
f5.6で撮影、コンクリートやアスファルトのパサパサ感もよく出てますが、渋い・・・
f8で撮影、関係者以外立ち入り禁止の雰囲気がたっぷり出てますが、渋い・・・
f5.6で撮影、新緑の葉脈を逆行で狙って爽やかにしようと思いましたが、それでも渋い・・・
f5.6で撮影、少し明るいところに来ましたが、渋い・・・
何という渋さでしょう。
なので、頑張って派手な色のものを探しに行きました。
f4で撮影、根津神社です。
赤がこってりのって素敵ですね。相変わらず渋いですが・・・
f4で撮影、こちらも根津神社。
これが渋くなっちゃうのはしょうがないですね。
f8で撮影、夕刻の下北沢駅より。
おまけ。
猫ちゃんお昼寝中だったので、もう少し寄りたかったのですが、残念ながらここが最短。もう少し寄れると猫も撮れるんでが・・・