Schneiderの低価格ブランドであるIsco-Gottingenの Iscotar 50mm F2.8をメルカリで購入したので試し撮りしてみました。
同社Westanar 150mm f/4.5とセットで10000円以下と格安でしたが、状態はどちらも結構ボロボロ。
(150mmのほうは後日紹介します。)
以前紹介したSchneider Jsco 7.5cm F4.5に近い印象で、万能なレンズではありませんが、階調や色のりなどの雰囲気を表現に関しては良かったと思います。
ちなみにSchneider Jsco 7.5cm F4.5の作例はこちら
Schneider Jsco 7.5cm F4.5 (for Semi-Prince) の作例紹介with SONY A7R
ただ逆光にはかなり弱く、特にこのIscotar 50mm F2.8は逆光でテキトーに撮ると安っぽくなってしまいます。
まずは上野、鶯谷、根津界隈を散歩しながら作例を撮ってみました。
このように、あまり高画質を必要としない絵でしたら、逆光でも良い雰囲気になると思います。
f5.6で撮影
順光では渋めな画作りですね。
f8で撮影
ちなみに、何も考えないで逆光で撮ると、こんなに昭和っぽくなります。
これは被写体的があまり昭和ではないので、かっこ悪いですね。
f5.6で撮影
昭和な風景にはなかなか良いかもです。
f8で撮影
線路もけっこうしっとりしたイメージになります。
f8で撮影
寂しい風景はとことん寂しくなってしまいますねぇ。
f5.6で撮影
f8で撮影
こういった感じの色はなぜかドイツの古いレンズの特徴的な印象です。
そしてなぜか昭和感の表現に向いてますね。
f8で撮影
これは一見現代のレンズっぽい写りですが、色の深みのようなところは古いドイツレンズっぽい雰囲気が出ていると思います。
f8で撮影
ボケはちょっと流れる感じです、悪くはないですが。
ただ、画面の中心からちょっと外れるとシャープネスが落ちる印象です。
開放(f2.8)で撮影
スナックのエアコン室外機の上の鉢植えが何故か美しい。
f8で撮影
ガードしたの古ぼけた建物に光が差し込んでいます。
これも開放(f2.8)で撮っていますが、こちらもボケは流れてますね。
逆光もアンダーで撮れば良い雰囲気になりますね。
f8で撮影
こういう写真は苦手みたいです。
まったくもってシャープ感ないですね。
f8で撮影
最後に品川駅の海側に移動して、イジワル条件で撮影をしてみました。
こういう条件での写真はテーマととり方によってだと思いますが、万能には決まりません。
アンダーの粘り強さは悪くなさそう。
f4で撮影
いろいろと撮ってみましたが、このレンズは使い方や被写体、もう少し言うと撮影者の気持ち次第でかなりいいろいろな表情を見せてくれるレンズだと思いました。