CONTAX 645用 Apo Makro Planar 120mmの作例紹介です。
モデルをしてくれたのは、モスクワ出身のまりなさんという方。
私はもともと、レンズを含む、ロシアや旧ソ連の文化に興味がありましたが、今回たまたまロシア出身の方を撮らせていただくことができました。
以前、ロシアを観光したとき、ロシアの方は写真を撮るという文化が深くしみついているイメージがありました。旅先の記念写真や、ウェディングフォトブックなど。そのせいかどうかわかりわせんが、まりなさんも表情や目線の作り方のレベルが高く、ここに紹介したもの以外にも良い写真がたくさん撮れました。
(ライトやカメラの設定のバリエーションが少なかったので、全部はアップしてません。)
今回のレンズ、以前CONTAX645システムを使っていたときに愛用していたものを再購入、今後うちのエースになるであろうと思われるのですが、デビュー戦でこんなにハイレベルな方を撮れて、レンズも満足していると思います。
ライティングは、ビューティーディッシュ、いわゆるオパライト1灯です。レフで起こしてるものもあります。
基本的に今回もビューティー風。
絞りは開放(f4)又はf4.5。
このレンズを使った感想としては、いわゆるシャープネスやコントラストを上げたようなキレ感はあまりなく、階調重視の味付けで、コツコツと真面目に解像力を上げていった感じだと思いました。
なので正直、現代のレンズと比べてキレは少なく見えますが、十分なレベルだと思います。
その分、ナチュラルな色表現や、(今回はほとんどしてませんが)raw現像でいろいろ設定変えても破綻しない色の情報量はかなり高いレベルだと感じます。
特に今回のまりなさんのような、きれいな髪や透き通った目を表現するのにはかなり向いていると感じます。
ちなみに、レンズの取り付けは、CONTAX NシステムをSONYに変換するアダプターに、CONTAX純正645-N変換アダプターの、2段使いです。
CONTAX 645からSONY に直接変換するアダプターや、Canon EF用等もあるようです。