PENTAX SUPER TAKUMAR 55mm F1.8の作例です。
このレンズは、以前作例を紹介したCanon FL 50mm f1.8と同様、酸化トリウムを使っているアトムレンズです。
Canon FL 50mm f1.8の作例はこちら
Canon FL 50mm f1.8 の作例紹介 with SONY A7R
FL50mmのときは、とにかくシャープで安定した写りだという印象でしたが、このSUPER TAKUMAR 55mmは少し絞ると同じようにシャープで安定した写りになるものの、開放ではややユルめな印象でした。
ただ、EL50mmと比べ色乗りがこってりしているように感じます。
前半は世田谷線沿線と吉祥寺周辺で撮りました。
シャープネスと色乗りは十分だと思います。
f4で撮影
こういった写真をとってもあまり味がなく写ってしまう。
f8で撮影
世田谷線をバックに菜の花、開放のボケ具合はどうでしょう?
公園にこんなシュールなやつがいらっしゃいました。
f2で撮影
定番になってしまいましたが、宮の坂駅前の古い車両です。
開放(f1.8)で撮影
こちらは吉祥寺界隈、桜が散り始めました。
開放(f1.8)で撮影
こちらも吉祥寺、結構アンダーに撮ったのですが、なかなか味が出ない。
f5.6で撮影
こちらは三鷹駅界隈、ビニールを干してますが、どういった用途なんでしょうか?
こういう謎っぽいのは結構好きです。こういった夕方の冷たい感じは結構味が出るかも。
f5.6で撮影
後半は新宿西口。
古いアパートの階段です。もう少しおどろおどろしい感じになってほしかった。
f5.6で撮影
アトムレンズ、近未来的な印象ですが、有機的なものもしっかり写りますね。
(あたりまえか・・・)
開放(f1.8)で撮影
キラキラの金属はかなり近未来的な感じに写りますね。
この辺はFL50mmと似た印象。
f4で撮影
スチロールの板が挟まってますね。バタバタしないようにするためのスペーサーでしょうか?
開放(f1.8)で撮影
元美容室ですね。これももう少ししっとり撮りたかったです。
f4で撮影
このレンズも放射性物質なのでキケンです。
f5.6で撮影。
遠景のみの写真ですが、あえて開放で撮ってみました。
周辺光量の落ちでしょうか、こういうのは結構かっこよく写ります。
古いレンズのわりに味やしっとり感が出しにくい印象でした。
ただ、シャープで安定していて、良い具合に色が乗ってくれるので、基本的に扱いやすいレンズだと思いました。