今回は、ヤシカコンタックス用Yashica ML200mm F4です。
友人が貸してくれたので試しに撮ってみました。
Yashica Contaxマウントでこのあたりの画角だと、スーパースターのApo-Sonnar200mm、悪役Sonnar180mm、影の薄いTele-Tessarがf3.5とf4といっぱいあるなか、さらに影の薄かったYashica ML200mmとその後継Yashica ML200mmC。正直これらのYashicaたちの存在は知りませんでした。
また、祖父がML28mmというレンズを持っていたので、まだフィルムを使っていた頃借りてみたことがありましたが、なんかシャキッとしない写りだったため、それ以来Yashicaは使っていませんでした。
なので、あまり期待していなかったというのが正直なところです。
ところが、実際に使ってみると、きっちりと色が乗るし、シャープネスも十分、やや色収差が目立つものの、雰囲気を表現する力は当時の国産レンズのレベルを超えてていると思われます。
Zeissブランドつけてもいいくらいなんでしょうけど、つけられなかったのは色収差が原因でしょうかねぇ?
撮影は世田谷線沿線と、井の頭公園。
まずは世田谷線撮り鉄。
みんな大好きにゃんにゃん電車、今日は試運転でした。
f11で撮影
ひまわりは昨日の台風でちょっとへなへなに。ボケは自然です。
f8で撮影
きれいなお姉さま。ちょうどいいところに現れてくれてありがとうございました。
f5.6で撮影
まっすぐな線路、”旅情を描く”風にアンダーで。
f5.6で撮影
次に沿線の写真。
工事現場の柵、ちょっと切ない雰囲気がよく出てると思います。
f4で撮影
当サイトで定番になってきました、世田谷八幡宮のドラゴンちゃん。
f4で撮影
鴨ちゃんたち、マニュアルでフォーカスを追っかけながらの撮影。
ピントがわかりやすいのでそこそこいける。
毛や水の質感も悪くないです。
f4で撮影
その後井の頭公園へ移動。
ブランコ。ここもちょっと切ない感じ。
f4で撮影
またもやきれいなお姉さまたちがちょうどよく現れてくれてありがとうございました。
f4で撮影
そしてそのお姉さまたちが見てたのがおそらくこんな感じの景色。きれいな夕日にステキなカップルでした。
ちなみにホワイトバランスでごまかしてますが、水の反射にけっこう壮大な色収差が・・・
この辺は本来、レタッチが必要なのかも。
f5.6で撮影
最後に井の頭線で撮り鉄。
井の頭線+踏切の雰囲気が好きです。
f5.6で撮影
最後は典型的鉄写真。
f5.6で撮影
おまけ
世田谷八幡宮の池で亀ちゃんが、脚をピンとのばして甲羅干ししてました。
スーパーマンみたいに空飛んでる気分だったようです。
f4で撮影
ところどころ色収差が目立ったものの、色の乗りや階調、シャープネスはすばらしく、Zeissの兄弟レンズ(?)だけのことはあるなぁと思いました。味と表現力は、他の国産レンズとはちょっとちがうレベルでした。