今回は全くもってオールドレンズではありませんが、Canon EF 35mm f2 を使ってみました。Canon のシステムを使っていた頃、安いわりにしっかりとした色のりで好きだったので、半年前に再購入したものの、なかなか使う機会がなく防湿庫で眠っていました。
もう使わないかなぁと思い、メルカリで売ってしまおうと思って、最後に作例でもって思ったら、僕を売らないで!って言っているかのようになかなか良いパフォーマンスを見せてくれたので、売るのやめようかと思っています。
このレンズは、超音波モーター無しのいわゆるジーコレンズ。ただ、このレンズはマニュアルでもフォーカスしやすいため、AFは使えなくてもまったく問題無しです。
ちなみに、今回使ったアダプターは、Sony のカメラで、手振れ補正含むCanon EFレンズのほぼすべての機能が使えるというズルいアダプター。私は楽天かアマゾンで1万円弱くらいのを買いましたが、大手交換レンズメーカーのシグマもなぜか同様なアダプターを出していて、私もこのアダプターのおかげでCanonからSonyに移行できました。
写りは逆光でのハレが、やや典型的国産安レンズのような雰囲気です。シャープネス、ボケ味は、いわゆるSonnar とかの感じですが、色のりはSonnarよりもやや華やかな傾向にあるので、和製ズミクロン(Rikenon 50mm f2)とセットで使えそう。
撮影は、こちらのサイトでは定番となりつつある小金井公園と江戸東京たてもの園。
まずはC57。
機関車も客車も頑張って働いてました。お疲れさんです。
f8で撮影
f16で撮影
f8で撮影
f5.6で撮影、ちょっとだけハレっぽいです。
江戸東京たてもの園で日本風な建物。
色がしっかりのるので程よく渋くなり、でも地味すぎないので、こういう被写体には向いてると思います。
f5.6で撮影
f2で撮影
f5.6で撮影
f2で撮影
f5.6で撮影
f16で撮影
銭湯です。
なぜかここはあっさりになりました。
f4で撮影
洋風の建物です。
木材は渋く写り、葉や草の緑は程よく鮮やかなので、すごく使いやすいです。
f8で撮影
f5.6で撮影
f5.6で撮影
f5.6で撮影
照明機材が使われるようになる前の写真館。
北側からの自然光をデフューズし、さらに白壁で囲った空間での撮影だったそうです。
このように、柔らかくて良い雰囲気です。
f5.6で撮影
古い都電、こいつもいっぱい走った。お疲れさん。
f2.8で撮影
f2.8で撮影
ボケ味も程よく柔らかく。
f2.8で撮影
古い都バス、いすゞ製です。
f4で撮影
小金井公園に戻って来ました。
この公園、なんとなく“秘密の花園”感があるところが多く、気に入ってます。
f5.6で撮影
おまけ
今回もこいつを飲んでほろ酔い撮影でしたが、このアダプター使うとExifデータが残るので、撮影時の絞り値忘れても大丈夫。
f5.6で撮影
今回は、このレンズの何気ない底力を感じましたが、何より、売られてはたまらんと、さらに力を発揮したことに対し、レンズって生き物なんだとつくづく思いました。