ソ連

<020>Jupiter-8M 50mm f2 (for Kiev Contax) の作例紹介 with SONY A7R

投稿日:2019年11月9日 更新日:

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ソ連版Sonnar、Jupiter-8M 50mmです。

Sonnarの末裔、完全コピー説もありますが、この頃のロットが完全コピーなのか、単にSonnarベースなのかはわかりません。

Kiev Contax マウント用がKievのボディ付き¥4,500で出てたので、お、ラッキーと思ってポチってしまったのです。

その後アダプター買おうとアマゾンを探してみたら、旧コンタックス=>SonyEのアダプターのほとんどで、50mmのレンズは使用不可と出ていました。

よく調べてみたら、なんと、この旧contaxマウントの50mmレンズのほとんどは内爪式という締結で、ボディ側のヘリコイド機構を使ってフォーカスをするというものでした。

それ以外のレンズは、レンズ側のヘリコイドでフォーカスするようで、一般的に売られてるものは、こちら用らしい。

で、内爪式に対応したアダプターは3〜4万円くらいするらしく、途方にくれました。

しかし、Sony Eマウントは、格段にフランジバックが短いことを思いだし、自作プランを立てました。

結局のところ、いろんなアダプター合わせ技+プチ魔改造で作りました。

具体的にはレンズ側から、
 
ステップダウンリング
(52-37、37mm側に少し加工を加え接着剤でくっつけた)
+
ステップアップリンク(42-52)
+
M42ヘリコイド
+
M42 – Eマウント薄型アダプター
 
という組み合わせでカメラに着きました。
 
これら合わせ約4,000円。

無限が出るかどうかのテストはこれからです。

これを作る気力がある人は、モノさえそろっていれば、どのような加工を加えどのように接着するかはすぐにわかると思うので、詳細は割愛します。

安心して使いたい方は、ちゃんとしたアダプターの購入をおすすめします。

前置きが長くなってしまい申し訳ありませんが、写りのほうはというと、やっぱりSonnarの末裔、しっかりとしたシャープネスと、しっとりとした色のりは、かなりの安心感。

先日アップした、38mmや100mmとつながってるんですね。

よく、Zeissファンの中では、PlanarがヒーローでSonnarは悪役的な扱いをされるケースが多いですが、Sonnarは、ほんとはすごく良いやつなんだけど、良いやつ過ぎて悪いことをしなければならなかった、例えるなら北斗の拳の悪役みたいな感じがします。まあ、だからといって、ケンシロウがPlanarって感じでもないですが・・・

前回に引き続き、小金井公園と、江戸東京たてもの園で撮影しました。

何も書いていないのはf4またはf5.6で撮影しています。

C57の運転席、f2.8で撮影



雨に打たれたベンチ。
(前回とほぼ同じでごめんなさい。)




ここから、江戸東京たてもの園。

かなり古い電話ですね。



オシャレな家のオシャレなテーブル、f2.8で撮影。



オシャレな書斎、しっとりしてて落ち着きそう。



ガラスの質感もなかなか。



白の表現も上品ですね。



和風もどんとこい。




カーテンや窓枠の質感も良いと思います。


昔の交番のキッチンらしい。


日本建築の外観も得意なようです



園内に展示されているボンネットバス。いすゞ製ですね。




同じく園内に展示されている、古い都電車両の中です。





昭和な感じの路地



商店です。これも昭和ですね。




こちらはもっと古そう。f2.8で撮影。


ソ連に渡ったSonnarの末裔でしたが、しっかりSonnarの血が流れていました。
アダプターでやや苦労しましたが、トータルで約¥8,500だったら格安ですね。

-ソ連

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