日本

<055> Minolta Auto Rokkor PF 55mm f2 の作例紹介 with SONY A7R

投稿日:2019年11月19日 更新日:

スポンサーリンク

最近、Zeissが多かったので、今回は少し地味にMinolta Auto Rokkor PF 55mm f2です。

実はこの日にレンズ、数ヶ月前にオークションで1000円強くらいで買った、絞り羽根不調要修理のジャンク品で、絞りを変えるのに時々うまくいかないときがあり、そのときはボディから外してレバーを動かさないとならないので、なかなか出すのがめんどくさく、しかも、以前紹介した、MC W.Rokkor-SG 28mm f3.5が、あまり特徴のないレンズだったので、結局数ヶ月間防湿庫で眠ってました。

しかし、撮ってみると平凡なスペックとは裏腹に、なかなか味のある写りで、しかもシャープネスや階調、つや感やボケの具合等なかなか悪くないというのが印象です。

逆光ではやや色収差が目立つときがあるものの、1000円強という価格からしたら上等な性能と味を持っていると思いました。
 

作例は世田谷線沿線を散歩しながら撮りました。

勾配標識とレールをやや逆光で開放(f2)で撮影。よい雰囲気だと思います。破綻は見られませんが、シャドーはあまり粘らない。


鉄パイプ材置き場に生える草、葉の生き生きとした感じと、鉄と木材の疲れた感じがよく表現できてると思います。f16で撮影



寄り側で、逆光の葉っぱをf2.8とf8の撮り比べ。

こちらはf2.8

こちらがf8




定番になりました世田谷八幡宮のドラゴンちゃんでも、f2 とf5.6で比較。

こちらはf2

こちらがf8




これも定番になりました、宮の坂駅前の古い車両の中。

こちらが開放(f2)


こちらがf11


こちらは開放(f2)


こちらがf5.6



山下駅を上から、f11



山下〜宮の坂間にある踏切をf16



同じく山下〜宮の坂間の柵に絡まる草、電車をバックにぼかして。f4で撮影



現代のレンズと比べるとやや基本性能が弱い時もありますが、十分なレベルではあると思います。雰囲気を写し込む力は優秀で、典型的なオールドレンズの優等生の一例と言ってもよいかも。

-日本

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

<061> PENTAX SMC TAKUMAR 300mm F4 + Kenko auto tele plus x2 + Mutar T* 1 (2× for Yashica CONTAX) の作例紹介 with SONY A7R

スポンサーリンク PENTAX SMC TAKUMAR 300mm F4 を購入したのですが、いきなりテレコン2つ載せで試し撮りです。1200mmはなかなか扱いが大変でしたが、うまく決まると病みつきに …

<079> PENTAX SUPER TAKUMAR 55mm F1.8 の作例紹介 with SONY A7R

スポンサーリンク PENTAX SUPER TAKUMAR 55mm F1.8の作例です。 このレンズは、以前作例を紹介したCanon FL 50mm f1.8と同様、酸化トリウムを使っているアトムレ …

<099>Nippon Kogaku NIKKOR-S Auto 35mm f2.8 の作例紹介 with SONY A7R

スポンサーリンク メルカリで買ったFM10というメカニカルの一眼レフにおまけで付いていたNIKKOR-S Auto 35mm f2.8を、フィルムで撮影する前にまずはデジタルで撮ってみました。 99記 …

<074> Tamron 24mm F2.5 (01BB) の作例紹介 with SONY A7R

スポンサーリンク TamronのMF時代の広角レンズ。一般的に24mmのレンズは開放がf2.8というものが多いのですが、このレンズはほんの少し明るいスペックです。おそらく同じ頃のTamronのレンズは …

<012> RICHO XR RIKENON 50mm f2 L の作例紹介 with SONY A7R vol.2

スポンサーリンク 前回の続きで、中国出張編。 個人的に、なぜか中国の古いものを見るとアーカイブとして保存したくなる衝動にかられるのですが、今、世界で最も早いスピードで進化している都市の一つである上海で …

スポンサーリンク

その他

 
 

その他