ソ連ウクライナのアーセナルというメーカーで作られたJupiter-8M 50mm f2、4回目の紹介です。
撮影したのは、真鶴駅近くの港の近くにある、子之神社。
ここの祭神は、大己貴命、素戔鳴尊、天照國照彦天火明櫛甕玉饒速日尊など、結構豪華なメンバー。
この中で、今回の記事は天照國照彦天火明櫛甕玉饒速日尊、通称ニギハヤヒのイメージに近かった手持ちのレンズということで、Jupiter-8M 50mm f2で撮影してみました。
ちなみに、大己貴命=大国主のイメージに近いレンズでも撮影していますので、次回の記事で紹介します。
ニギハヤヒですが、前回の瀬織津姫の説明でも書きましたが、大国主、長髄彦らとともに、(時代はずれてるかもしれませんが、)日本に国家というレベルのものを最初に作った人たちの代表格の一人とされ、“天照國照彦天火明櫛甕玉饒速日尊”という名前からして、最強クラスの神様になれる可能性が高かったのですが、古事記では大人の事情で地味な存在にされてしまったという人です。
今回使用した、アーセナル製Jupiter-8M 50mm f2の先代にあたる、Jupiter-8 50mm f2は、Zeissのエース級レンズSonnarほぼそのままで、その次の代のJupiter-8M はその直系の子孫ということで、中身は直系だけど表向きは本家ではないこのJupiter-8Mが、ニギハヤヒの存在と被ったことが、このレンズで撮ってみた理由です。
やはりSonnarの直系なので、色の階調、深みは素晴らしいですが、中心から離れると、開放付近の解像力が低いのはやはりオールドレンズ。
この写真の鳥居あたりまでいくと結構乱れています。f2.8で撮影
f2.8で撮影
この辺まで絞ると少し安定してきます。f4で撮影
かやぶき屋根がシブいですね。f2.8で撮影
凛々しい。f2.8で撮影
小さな神社ですが、立派な彫刻です。f4で撮影
f5.6で撮影。だいぶ安定します。
細部に至るまで美しい。f5.6で撮影
f2.8で撮影
f4で撮影
海住大神(手前)と少名毘古那(奥)を祭神とする社もあります。f5.6で撮影
紫陽花がちょうど良いタイミングでした。神社周辺でたくさん咲いてました。f2.8で撮影
このような小さな漁港がある集落でした。f5.6で撮影
帰り道、相模湾と伊豆半島が見える丘があったので撮りました。雨上がりの海も神々しくて良い。f2で撮影