Leica Lマウント Industar-61 53mm f2.8 3回目の作例紹介です。
前回、渋谷で作例撮影をした際、改めてこのレンズのバランスの良さを感じたので、もう少し作例を撮ってみました。
今回は井の頭線沿線での撮影です。
比較的ゆったりとした雰囲気の所が多かったですが、このレンズは十分なシャープネスを持ちながら色の階調表現がゆたかなので、硬い印象は無いと思いました。
オールドレンズというと、フレアとかゴーストが大好きで使われる方が多いかと思いますが、このIndustar-61など、設計、品質、表現のセンスの良さそのものが魅力のレンズが多く、そのようなレンズこそ、その時代やメーカーごとの特徴がでているのではないかと思い、私個人的にはこのようなレンズの作例を撮っていきたいと思います。
今回はすべて開放(f2.8)で撮影しています。
また、この他のIndustar-61 53mm f2.8の記事はこちらから。
Industar-61 53mm f2.8 の作例紹介 with SONY A7R vol.1
Industar-61 53mm f2.8 の作例紹介 with SONY A7R vol.2
某駅前から住宅街へ向かう途中の古い商業ビルです。
まったりとした雰囲気ですが、しっかりシャープです。
壊れた扇風機、お疲れ様でした。
こちらは埋もれてしまった自転車、なかなか切ない雰囲気になりました。
ここから井の頭公園。
池の水の階調表現も良いと思います。
あまり都会っぽくない雰囲気の小道を見つけました。
日没直前の空の深い色も、色乗り良く表現できるレンズです。
陽が落ちた後の池、十分なシャープネスをもちながら切ない雰囲気がちゃんと表現できています。
とにかく高い次元でバランスのよいレンズだと思います。
今後はこのレンズでポートレート等にも挑戦していきたいです。