INDUSTAR 69 28mm f2.8の作例紹介です。
ソ連のカメラ、CHAIKA 2用のレンズで、M39というマウントを採用しています。
ハーフサイズのカメラなので、35mmのフォーマットで撮ると蹴られます。
今回はAPSサイズ(x1.5)にクロップして撮っています。なので、実質42mmです。
あと、このM39、ライカのL39よりも約1.3mmフランジバックが短いだけで、それ以外は基本L39というやや変態的な仕様。
これが、あまりメジャーではないためか、マウントアダプターはほとんど出回ったおらず、L39用アダプターを改造するというのが一般的らしい。
ただ、フランジバックがL39より短いというのがやっかいで、長い分にはスペーサーで調節すればよいのですが、短くするにはアダプターを削るという方法になってしまうのです。
ただ、このアダプターから改造するのは、紙ヤスリと根気さえあればテクニックはいらないです。私もなんとか作れました。
アダプターの外側から内六角のネジを六角レンチで緩め、固定されている銀色(おそらく)のドーナツ型のスペーサーを外します。
そのスペーサーを紙ヤスリでガリガリ削って薄くして、再びアダプターに組つければ出来上がり。
ただ、1.3mm削るのはそこそこ根性がいるのでがんばりましょう。
ちなみに今回、出発までに無限が出るところまでアダプターを削りきれなかったので、遠景を撮るのにf8まで絞り込む必要があったので、撮影はすべてf8です。
時代によってやや違うようですが、基本的にやわらかい写りだと思います。
逆光にやや弱いのは、もしかしたらレンズ内のホコリとかの影響かもしれません。
南京の近くにある、溧陽(Liyang)というところに滞在していまいた。普通の地方都市ですが、穏やかで居心地はよかったです。


ちなみに、35mmフォーマットで撮るとこんな感じ。

帰りにちょっとだけ上海に寄れました。
朝のわずかな時間で少し散歩してみました。
昼間は観光客でにぎわう南京東路ですが、朝は太極拳。

やや古めの建物は、この辺りにはまだたくさんあります。

遠くに見えるのは東方明珠電視塔。

こちらのビルは改装中。


朝ごはんを買っているようです。

マンションはややごちゃごちゃしてます。



南京東路沿いは素敵なビルが多いです。



おまけ
私が泊まったホテル。
窓の外は建物の内側です。

上海浦東空港から帰ってきました。
忙しい空港ですね。離着陸が頻繁に行われています。
