INDUSTAR-69 28mm f2.8 の2回目の作例紹介。
ソ連のカメラ、CHAIKA 2というハーフサイズ用のレンズで、M39というマウントです。
以前も書きましたが、このマウントはライカL39と同形状でフランジバック違い。
L39よりやや短いフランジバックなので、L39用マウントアダプターを改造して使っています。(未だ改造途中)
また、ハーフサイズ用なのでイメージサークルは小さく、今回はケラレ具合がわかるようにあえてフルサイズで撮影しています。
なお、この他のINDUSTAR-69 28mm f2.8 の記事はこちらから。
Industar-69 28mm f2.8 の作例紹介 with SONY A7R
前半は再開発が進んでいる渋谷駅前を撮りました。
遠景が多い中、未だアダプターの改造途中でまだ無限が出ないという事と、絵的に少しかっちりした感じに撮りたかったという事との理由で、絞り込んで撮っています。
渋谷駅東口の大きなビル2つ、なるべくスッキリクールな感じになるように撮ってみました。
しかしながら、前の記事で紹介したIndustar-61と比べてややゆるい感じの印象ですね。
ただ、青の透き通った感じは近いものがある気がします。
f16で撮影
こちらも透き通った感じの青の表現がきれいですね。
f16で撮影
ガラスに反射した反対側のビルが、シュールレアリスムの絵画のようになりました。
f5.6で撮影
再開発真最中のエリアをf16で撮影。
ビルの壁がパンチングメタルでてきていまいた。
グラデーションの感じがわかりやすいかと思って撮りました。
f5.6で撮影
後半は世田谷線沿いで撮影しました。
ここからは、遠景がないという事と、少しまったりとした感じにしたかった事との理由ですべて開放(f2,8)で撮影しています。
建材屋さんでしょうか?
やや緩めですが、意外としっかりとした色のりですね。
ここからは当ブログではお馴染みの、宮の坂駅にある古い車両の中。
こちらも色がしっかりのっていますが、やや歪みが目立ちますね。
ただ、古い車両の雰囲気というか空気感をよく切り取ってくれるレンズだと思いました。